2004年12月10日

「千と千尋の神隠し」


    

    千と千尋の神隠し (通常版)



 見てもうた。ちなみに見たのは今日で2回目。
 かなり難解な映画だ。八百万の神。キリスト教圏の人間には絶対わからんだろうな。よくアカデミー賞とれたもんだよ。誰が審査してんだか知らんが、確実に理解できていないと思う。
 
 子供向けじゃないよなぁ、とつくづく。
 なんかこれ見てると民俗学とか勉強したくなっちゃうね。 
  
 宮崎さんの作品のヒロインってみんな可愛らしい感じの少女なんだけど、千尋は違う。わざとアニメ然とした顔じゃなくて、リアリティのある感じ、普通でパッとしないような感じになってる。たしかモデルがいるんだよね、実際の。だから、見てる子供は感情移入しやすいかもな。
 千尋は、宮崎さんがいつも描いてた強い女性像とは単純にはあてはまらない。ナウシカやシータ、フィオやサンとは明らかに違う。少し臆病で気の弱い女の子、その成長の物語。だから、身近で親しみやすさってのはあるかもね。

 見ていてちょっと気になったことがいくつか・・・、
 千尋ってさぁ、マラソンの、Qちゃんこと高橋尚子さんに見えて仕方ないんだけど、俺だけ? 俺だけだろうね(笑)。体型はそっくり。頭が大きくてほっそりとした身体。びっくりしたときの表情とか、すごく似てると思うんだけどなぁ。 

 冒頭のお父さんとお母さんがバクバクとメシ食ってるシーン。
 なんか食い物が旨そうに見えない。プルンとしたあの食い物、なんだろ。気持ち悪いんだけど、俺だけ? 俺だけか(笑)。 

 嫌なとこ。
 まぁこれはしょうがないことなんだけど、CG然とした画が嫌だった。
 ハクの背中に乗って、銭婆の家から飛び立つとこ。
 趣きがないんだよな。ロールプレイングゲームのCG見てるみたいでさ。 

 見てて泣きそうになるシーンがけっこうある。
 たとえば、ハクが自分の名前を思い出すシーン。千尋と手をとって落ちていくとこ。
 これって、なんなのかね。宮崎アニメってそういうシーンが絶対あるんだよなぁ。単に俺が涙もろいだけかぁ?(笑)

 
 難解だよね、やっぱり。
 ストーリーも薄いと言えば薄い。これまでの作品に比べればね。単純にエンターテインメントとしての。
 でもやっぱり見せ方は上手い。最後まで見れちゃうもんね。さすがと言ったところか。
 何回か繰り返し見ていくと、さらに面白みが増す作品になるかも・・・。
 カオナシは人間の煩悩とかのメタファーなのかなぁ? あるいは理性か。
 千尋は拒み、だが一緒に列車に乗る。
 
 
 ついでに、1ヶ月前の「もののけ姫」放映時に書いた、このブログを始める前のHP上での日記、11/19付けのを以下に併記します。


 なんだかんだで見てもうた。全部ではなく、ちらっちらっとだけど。
 それにしても何回目だ?、見るの。でも見てしまうんだなぁ(笑)。つい見てしまうんだな。圧倒的な絵の力だな。美しいよ。芸術だよ。それにしても、DVDも売れてるだろうに、まだ視聴率20%くらいとるのかなぁ? とるんだろうなぁ(笑)。
 
 「もののけ姫」。好きな作品だよ。見てて泣きそうになる。明らかに子供向けではないけれど(子供にゃわけわかんないだろう、こんな話。シシ神ってなんだよ。デイダラボッチってなんだよ)。「ともに生きよう」って白黒はっきりさせないとこがいいね。自然と人間は相容れない存在。宮崎駿の良心を感じる。
 田中裕子、上手いなぁ。小林薫も、上手いなぁ。西村雅彦は、面白いなぁ(笑)。
 宮崎アニメというと、「紅の豚」の人気の低さがちょっとムカつく。
 
 俺、めちゃめちゃ好き! 
 
 青春映画ですよ。泣ける。間違いなく。豚(豚の姿になった人間)が主人公だから滑稽に映ってしまうかもしれないけど、とても切ないお話。戦争の時代が背景にあってのバカ騒ぎ。登場人物みんなが愛すべき存在。そしてマルコとジーナの恋。あぁ、カサブランカの世界だなぁ。俺にはこんな生き方できないけど。でも憧れる。生と死。生きる歓び。宮崎駿のテーマだなぁ。
 最後、フィオのナレーションが終わってエンディングテーマのイントロのピアノが流れる・・・。「ジーナさんとの賭けがどうなったかは、わたしたちだけの秘密」・・・タン、タタン、タタタタテテトト・・・。この流れ、完璧!泣ける(涙)。ときには〜、むかしの〜、はなしを〜、しよぉか〜♪ 最高だよ!加藤登紀子ぉ!(笑)
 それと、よく間違えてる人がいるけど、

 「飛べない豚」じゃなくて、「飛ばない豚はただの豚」ですから。
posted by rino at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/4902347

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。