2005年02月27日

「キッチン」


   

   著者: 吉本 ばなな

   タイトル: キッチン



 「キッチン2」は読んでないけどね。
 冷めちゃったんだよね。冒頭でいきなりエリ子さんが殺されるちゃうんだもん。どんどん人殺していくなぁ、と思って。

 吉本ばなな。けっこう評価が難しい。
 嫌い、ではない。けれど、好き、というほどでもない。

 たとえば、「ムーンライト・シャドウ」


 戻ってからは大恋愛がはじまった。


 読んでて冷めた。もぉ、赤面しちゃうような表現。
 でもそのあと、恋人の弟、柊がセーラー服を着るという設定には、ハッとさせられた。

 「キッチン」もそうだ。
 読みはじめは、かなり不快だった。なんでこんな表現を使うんだろ?
 でも、ときおりドキッとするような描写が顔を覗かせる。


 天を、星が動いてゆく音が耳の奥に聞こえてきそうなくらいに、しんとしている孤独な夜中だ。かすかすの心に、コップ一杯の水がしみてゆく。少し寒く、スリッパをはいた素足がふるえた。


 話題になった当時は「少女マンガだ!」と批判されたみたいだけど、じつはやってることは純文学なんだよね。文体が軽いので、頭の固い連中には「少女マンガだ!」になっちゃうのかもしれないな。

 私は、女性作家は好きなのだけれど、江國香織さんや川上弘美さんに比べたらちょっとランクは落ちるかなあという印象。あくまで私の好みであるけれど……。


 rino的評価72
posted by rino at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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